放射能汚染の詳細な調査の経過を川越市が公表しました
市は11日から全学校・全保育園、道路側溝等の放射線量の詳細な測定をはじめ、途中経過を発表しました。全学校などを測定するにあたって、先行して3ヶ所で調査し発表したもので、詳細なデータを今後ホームページなどにも公表したいとしています。
今回測定したのは、芳野小学校(40地点)、名細保育園(22地点)、スポーツパーク福原(38地点)の3施設と、道路側溝等(86か所)です。施設では地表5㎝と50㎝、側溝については地表50㎝と汚泥面から5㎝上を測定しています。
施設については、地表50㎝では0・05~0・13μSv/時(以下単位はμSv/h)で比較的低い値を示す一方、地表5㎝で芳野小学校の2地点から0・28(体育用具収納庫雨樋下の土、校舎雨樋下の側溝)が計測され、念のため土砂等の除去をしています。
また側溝等は、地表50㎝では0.07~0.18、汚泥面5㎝上では市が早急な対応の目安と考えている0.6以上の場所が5地点あります。最大値は傾斜地の下にある雨水浸透マスで2.05と高く、以下0.83、0.79、0.78、0.69と続きます。
雨水浸透マス、側溝マスでは高い値を示す地点がある一方、同じような側溝マスでも低い値の場所もあり、また近い地域でも値はばらついており、引き続きていねいな測定が求められます。
側溝について市は、0.6以上の5地点と、それ以下でも数値が近い6地点(0.5以上の地点)について泥の除去を行いました。除染により該当地点の汚泥面5㎝の値は0.08~0.43になっています。
ごみゼロ運動の際に地域の自治会を中心に泥上げ作業が行われていますが、すべての場所の状況が調査されていないため、市民の安全を考慮して今回のごみゼロでは作業しないよう自治会に連絡されています。
調査結果のデータも付け加えておきます。
紙媒体でいただいた報告をそのまま取り込んだので少し見づらいと思いますがご容赦ください。
細かいデータをすぐ公開する姿勢は評価できます。
環境先進市を自負していただけのことはあると思います。
今後のきめ細かな対応も、引き続き求めていきます。